フェルマーの小定理を拡張してみよう
法の素数を2乗したらどうなるの?
ここから予想できること。
法が素数5の場合は4乗で1と合同 ⇒ mod(m4,p)≡1
法が素数pと素数qの積の場合は(p-1)(q-1)乗で1と合同 ⇒ mod(m(p-1)(q-1),pq)≡1
では法がp2の場合は何乗すればいいのだろう?
pの場合はm(=4)とp(=5)の互いに素な数をかけ合わせた ⇒1・2・3・4≡4・8・12・16(mod 5)
つまり、m4・1・2・3・4≡1・2・3・4 だから、m4≡1 (mod 5)
積の場合はpq(互いに素な数)をかけ合わせた ⇒(p-1)個と(q-1)個をかけ合わせる。
(素な数をかけ合わせても素)
とすると、p2の素な数の個数を数える⇒素でない数を引く⇒p2個-p個
(25までの数で素でない数を数えてみよう)
この場合は25-5=20となり、m20≡1 (mod 52)となる。
一般的には、pn-pn-1=pn・(p-1)/p と予想できる。
ちなみに、このことからオイラー関数φ(n)の公式を求めることができる。